2011年07月22日18時54分
リーダーズボード
順位 選手名 スコア1 ドンファン -10
2 市原弘大 -9
3 キム・キョンテ -7
4 石川 遼 -6
広田 悟 -6
6 D・スメイル -5
矢野 東 -5
8 P・マークセン -4
丸山 大輔 -4
10 S・コンラン -3
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最終18番でイーグルを奪ってホールアウト(撮影:米山聡明)
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<長嶋茂雄 INVITATIONAL セガサミーカップゴルフトーナメント 2日目◇22日◇ザ・ノースカントリーゴルフクラブ(7,115ヤード・パー72)>
トータル4アンダーで迎えた石川遼の最終18番。ピンまで約15メートル。下って上ってまた下る難易度Sクラスのイーグルパットは、きれいなフックラインを描いてカップに消えた。土壇場で役者が見せたビッグプレーにギャラリーは熱狂。石川も両手を掲げて喜びを表した。
「石川遼1打速報」で全ストロークを振り返る
北海道にあるザ・ノースカントリーゴルフクラブで開催されている、国内男子ツアー「長嶋茂雄 INVITATIONAL セガサミーカップゴルフトーナメント」の2日目。石川がトータル6アンダーまでスコアを伸ばし4位タイに浮上した。
「入ってくれたのは大きなマグレですね。もう集中して打つくらいしか僕には出来ることがないくらい難しいライン。イーグルなんて考えてなくてどう寄せてバーディをとるかを考えていました」というほどの複雑なラインに、イーグルチャンスという認識はなかった。しかし、オーバー覚悟で開き直って打ったことが奏功。これ以上ない結果に「気分は爽快でしたね」と石川も笑顔を弾けさせた。
しかし、この超難パットも、すべてがマグレというわけではない。国内ツアーで2週連続予選落ちを喫してから、ストロークよりもタイミングを意識したパッティングスタイルに変えてパットは好調をキープ。「この1か月くらいは自分のスタイルが出来ているので、ラインとタッチを読むことに集中して打てていますね」これまではストロークに重点を置きすぎていたために、ラインとタッチの読みから集中力が分散する傾向にあった。それが、打ち方が一つに固まりつつある今はしっかりとカップまでの道筋に集中できている。この1か月間で磨いてきたスタイルが今日スーパーイーグルとして結実した。
このイーグルだけではない。4番ではアプローチのミスからピンチを招いたが、10メートルのパットを沈め執念のパーセーブ。その他にも微妙なパーパットを粘り強く沈め、改造中のショット、アプローチが安定しない中でもスコアをまとめて見せた。「世界では絶対ボギーだろうなというところで粘ってくるのを何度も見ている」目指す世界標準はまだまだ先にあるが、「自分のゴルフ全体が1つの方向を向けるようになった」とまた一歩そこに近づいた実感を得たようだ。
「明日は1打でも縮められたら。最終日は最終組で回りたいですね」今季初優勝へ向け首位とは4打差。改造中の新スイングと、安定感を見せるパッティングが今季初の栄光へと石川を導くか。
【2日目の結果】
1位:ドンファン(-10)
2位:市原弘大(-9)
3位:金庚泰(キム・キョンテ)(-7)
4位T:石川遼(-6)
4位T:広田悟(-6)
6位T:デービッド・スメイル(-5)
6位T:矢野東(-5)
8位T:プラヤド・マークセン(-4)
8位T:丸山大輔(-4)
10位T:片山晋呉(-3)
10位T:スティーブン・コンラン(-3)
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